カードの解釈 |
白馬にまたがった死神の姿が描かれています。 死神は黒い甲冑をまとい、薔薇の旗を掲げています。 司祭と思しき人がひざまづいて、死神に何かを懇願しており、 死は現世の権威より優位にあることを表しています。 あたりは異様な静けさに包まれ、 人々は死神の前に絶望し打ちのめされています。 死神は人の力ではどうにもならない強大な力を表しています。 白馬が容赦なく進攻していく様子は、すべてを白紙へ と還らせてしまうことをイメージさせます。 白馬は破壊のエネルギーを表していると思います。 一般的に死神のカードは不吉なイメージがありますが、 死や病気を予告しているのではありません。 ずっと先のほうを見つめると、二本の塔の間に日が差しています。 この先には希望があるようです。 死神の掲げる旗は漆黒に染められており不安感をあおりますが、 その旗には白薔薇が描かれています。 薔薇は繁栄の印であり、また白色であることから、 死神の破壊ののちには新しく繁栄がもたらされることを表しています。 | |||
カードの意味 |
このカードは新しく何かが始まるための終わりを表しています。 | |||
正位置のキーワード |
終わり・停滞・すべて白紙に戻る・太刀打ちのできない強大な力 | |||
逆位置のキーワード |
悪い状況が終わる・新たなるスタート・創造のための破壊 |